神戸のモダン建築を一斉公開するイベント「神戸モダン建築祭2024」が11月22日(金)~24日(日)に開催! 今年のモダン建築の見どころをご紹介します! #イベント #神戸モダン建築祭

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イベント

「神戸モダン建築祭2024」の開催!その見どころをご紹介します

神戸のモダン建築を一斉公開するイベント「神戸モダン建築祭2024」11月22日(金)~24日(日)に開催されます(※11 月16 日(土)よりガイドツアーも開催)。プレスツアーと記者会見に参加しましたので、モダン建築祭の見どころを一挙にご紹介します。

「神戸モダン建築祭2024」の特徴がこちら

「神戸モダン建築祭」は、“東洋一美しい”と讃えられた旧居留地や古くから主要な国際貿易港として栄えた港湾エリア、日本と外国の文化が入り混じった異国情緒溢れる北野異人館など、数々の歴史ある建築物を、一斉に公開するイベントです。今年2回目の開催となる今回は、昨年の開催エリアである中央区のほか、灘区や東灘区、さらには阪神間まで開催エリアを拡大して開催!普段は立ち入れない建物や、非公開のエリアなどを特別に見学できます。

【神戸モダン建築祭2024の建築数】
パスポート公開建築:23
(※うち9箇所が新規参加)
クラファンツアー参加の建築:5
ガイドツアー参加の建築:32
その他連携企画:23
全プログラム合わせて:73

日本で最初のイスラムモスク「神戸ムスリムモスク」

1935年に、神戸在住のトルコ人、タタール人、インド人貿易商らの出資により建てられた日本で最初のイスラム教の寺院です。モスク特有の様式が施された鉄筋コンクリート3階建ての建物で、

神戸大空襲や阪神・淡路大震災を乗り切った日本に現存する最古のモスクであり、

オリエンタルな雰囲気と美しい装飾が特徴の礼拝堂。1階は男性、2階には女性が集まって礼拝が行われています。

1日5回の礼拝や金曜日の集団礼拝がイマーム(先導者)の導きのもとで行われています。今回のツアーでは、イスラムのしきたりや考え方、基本的な礼拝の作法などを教えて頂きました。(※肌の露出が多い方は入館ができませんので、ご注意下さい。)

「ローズガーデン」で安藤建築とその移り変わりを学ぶ!

続いては北野町にある「ROSE GARDEN (ローズガーデン)」へ。

1977年に竣工したレンガの外壁や切妻屋根を取り入れたデザインが特徴的な建物です。安藤建築の第1作で、周囲の景観にとけこむような配慮と重厚感、上部の抜けのコントラストが特徴です。

安藤先生には双子の弟さまがいらっしゃるそうで、窓も空気孔も2つずつ取り付けられています。

建物の内側に入ると、コンクリート打ちっぱなしの廊下が広がり、

吹き抜けの間から光と風を感じながら、ぐるりと回遊できるようになっています。

短いレンガと長いレンガが交互に積まれており、

建物の斬新な構造、時を経て感じるその趣きを現地でぜひどうそ。

このすぐお近くには、同じく安藤建築の「北野アレイ」や、

屋根が特徴的な「WALL STEP(ウォールステップ)」

「RIRAN’S GATE (リランズゲート)」などもあり、ぜひご一緒にお立ち寄りください。

「中華民國留日神戸華僑總會」(旧ゲンセン邸)は人気のスポット!

現在は神戸華僑總會の施設となっているこちらの洋館は、元はドイツ人実業家の邸宅として明治期に建てられたものとされています。

内部は広く、

奥には神様が展示されています。

ガラス窓の入ったバルコニーは、

長崎や他の地域ではあまりないパターンだそうで、神戸ならではの風景を感じることができます。

2階も上がることができるので、

ぜひゆっくりとご見学くださいね。

イチオシの「神戸税関」は貴賓室も見学できます(23日・24日)

最後にご紹介するのは「神戸税関 本関」。船体に見立てたシルエットが特徴です。

東灘ジャーナルでも過去複数回に渡って足を運び、ご紹介させて頂きました。

>>>【※ご参考】神戸税関庁舎を見学&ランチ定食を堪能したよ【大人の社会見学&神戸税関150年】

見学のたびに、建築の美しさと保存状態の良さ、

保全された旧館と新館のつなぎ方や、今なお大切に使われている近代建築として、神戸の中でイチオシのスポットです。

階段を上って、2階にある「貴賓室(旧税関長室)」へ。

身分の高いお方をお迎えしたとされる場所でもあります。この奥には化粧室のスペースも残されていました。(ロケや映画でもよく使われるそうですよ)

ちなみにこちらは「税関旗」です。青い(紺色)ところが海と空、白いところが陸地、その接点に税関(赤い丸)があることを表しています。

扉にも美しいレリーフが施されています。

天井に描かれている漆喰の美しい模様、今では再現や修復が難しいそうで、いろいろなお話をお聞かせ頂きました。

>>>【※ご参考】神戸税関の貴賓室・展示室・新館屋上の一般開放で庁舎内とともに元貴賓室を見学してきた!(※過去記事)

※このあとは兵庫県立美術館へ移動し、安藤忠雄先生の講演会と「神戸モダン建築祭」のトークセッションを見学させて頂きました。安藤先生の天才的な発想と、全てを楽しむ生き方、会場で聴講した皆様と一緒に大変盛り上がりました。素敵なお時間をありがとうございました。

「神戸モダン建築祭2024」の開催期間は、2024年11月22日(金)~24日(日) まで。(※11月16日(土)よりガイドツアー開催)※パスポートの購入や開催施設の詳細、ガイドツアーの内容は 神戸モダン建築祭  WEBサイトでご確認くださいね。

情報の引用参照:神戸モダン建築祭  WEBサイト

神戸モダン建築祭 Instagram(@kobe_kenchiku)

【※ご参考】東灘ジャーナルおすすめ・近代建築スポット

【兵庫県公館】

【ヨドコウ迎賓館】

【旧乾邸(時期限定・特別観覧)】

【湊川隧道(日程限定あり)】

【商船三井ビルディング(特別期間の見学)】

【御影公会堂(リニューアル後)】

【海岸ビルヂング】

【松尾ビル(手動式エレベーター)】

【武庫川女子大学 甲子園会館(旧甲子園ホテル)】

※東灘ジャーナルでは、みなさまからの情報提供をお待ちしています。
新規オープン・閉店情報、イベントや街で気になること、記者発表や内覧会などございましたら、情報提供はこちらよりお知らせ下さい(※掲載無料)

【日時】
2024年11月22日(金)~24日(日) まで。(※11月16日(土)よりガイドツアー開催)

【有料無料の区分】
有料

【金額】
パスポート:3,000円(オンライン決済) / 3,500円(セブンイレブン店頭購入)

【※注意事項】
※パスポートの購入や開催施設の詳細、ガイドツアーの内容は 神戸モダン建築祭  WEBサイトでご確認ください




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