神戸・御影にある「香雪美術館」で美術品と庭園を楽しんだよ【神戸東灘アートマンス対象】
神戸・御影にある「香雪美術館」を訪問しました。ただいま神戸東灘アートマンスが開催中、美術館巡りにもぴったりなこの季節に、写真とともに趣を感じてくださいね。
「香雪美術館」とは
朝日新聞社の創業者・村山龍平が蒐集した日本、東洋の古美術コレクションなどを収藏する美術館として、昭和48年(1973)に開館しました。古美術の優品と時を刻む近代建築の保存・調査を進めるとともに、広く文化的体験の機会を提供する公益活動を通して、かけがえのない文化財を未来へ引き継ぐ事業を進めています。重要文化財19点、重要美術品22点を筆頭とする所蔵品は、仏教美術、書跡、近世絵画から茶道具、漆工芸、武具に至るまで、幅広く各ジャンルを網羅しています。
館蔵美術品については、毎年春と秋にテーマを決めて展示する「コレクション展」で公開し、ほかに日本美術の様々な作家に焦点を当てた「企画展」を開いています。また、展示に関係するテーマの講演会と茶会をあわせた「梅園会」を年に数回開催し、館蔵品に対する理解を深める機会を設けています。(※文章は香雪美術館WEBサイトより引用しています)
「香雪美術館」場所はこちら
阪急神戸線「御影」駅の南改札を出て、東へ進みます。
つきあたりを右へ曲がり、
ローソンの角を東へ曲がります。
そのまま直進してください。
さらに東向きに直進です。
つきあたりに「香雪美術館」への案内板があります。そこを右に曲がってください。
緑に囲まれ、歩くだけで心が落ち着いてきます。
左手に「香雪美術館」の入口があります。では早速敷地内へ入りましょう。
現在は「野々村仁清とその時代」展示が開催中。期間は12/22までです。
「野々村仁清とその時代」展示について
野々村仁清は、雅な作風を持つ江戸時代の陶工として知られていますが、その生涯や多様な作品像については、いまだ研究の途上にあります。
丹波国桑田郡野々村(現在の南丹市美山町大野)出身の仁清は、江戸初期に京都に上り、瀬戸で修行を積んで正保年間(1644-48)頃、京都・御室【おむろ】の仁和寺【にんなじ】門前で開窯。その際に、仁和寺の一字を拝領して「仁」と、名の「清右衛門」の「清」の字をあわせて「仁清」と称したといいます。茶人金森宗和の指導によって生み出された数々の作品は、後水尾天皇をはじめとした宮廷や大名家で重用されました。華麗な金銀彩や絵付けがほどこされた色絵陶器をはじめ、唐物の写しや蒔絵を応用した文様など優美な色彩感覚と卓越した轆轤【ろくろ】の技は、他の追随を許しません。その多彩な技法は今に受け継がれ、京焼の祖とも称されています。
仁清はまた、自分の作品に「仁清」の印を捺し、「作家(芸術家)」と「工房のブランド化」の意識をもった最初期の陶工でもあるといえます。本展では、仁清作品とその時代背景などを紹介します。(※文章は香雪美術館WEBサイトより引用しています)
※展示室内は撮影禁止のため、施設内の庭園をご紹介します。秋の趣をお楽しみ下さい。
「香雪美術館」の庭園
入口の階段付近です。
庭園の中心部からの撮影です。
紅葉が少し色づいていました。ちなみに香雪美術館のお隣は、桜で有名な「弓弦羽神社」です。お時間あれば、ご一緒に散策を楽しんでくださいね。
前回の記事はこちら
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季節の良さもあり、上品でゆったりとした時間を過ごすことが出来ました。「神戸東灘アートマンス」は11/23まで開催中。ぜひスタンプラリーの応募も楽しんでくださいね。
- 【名称】
- 香雪美術館
- 【営業日・営業時間】
- AM10:00〜PM5:00
- 【連絡先】
- 078-841-0652
- 【Webサイト】
【入館料】
大人・・・・・・・700円(団体550円 20名様以上)
大学・高校生・・・450円(団体350円 20名様以上)
中学生以下・・・・無料※展示室内の写真撮影、ビデオ撮影、携帯電話での撮影はご遠慮ください。
- 【場所】
住所:神戸市東灘区御影郡家2丁目12-1