東灘・住吉浜町に「GLP 神戸住吉浜」が満床竣工。国内最大級の賃貸型全館冷凍冷蔵・全館可変温度帯仕様の物流施設の内部をご紹介します！ #東灘区 #GLP神戸住吉浜 #GLP

2025年3月17日2025年3月18日スポット情報, 東灘区とは

東灘・住吉浜町に「GLP 神戸住吉浜」が満床竣工！施設内を見学してきた！

東灘・住吉浜町に「GLP 神戸住吉浜」が満床竣工ということでご案内をお寄せ頂き、国内最大級の賃貸型全館冷凍冷蔵・全館可変温度帯仕様のマルチテナント型物流施設の内覧会に参加させて頂きました。

「GLP 神戸住吉浜」の場所がこちら

施設の住所が「神戸市東灘区住吉浜町19-24 」とあり、神戸ベルさんの本社工場の南側（「工場直売会」が開催されている場所ですね）、コベルコ神戸スティーラーズのグラウンドのすぐ近くに、

竣工された「GLP 神戸住吉浜」がこちら。延床面積 45,924 ㎡、収容能力は 52,660 トン、地上5階建ての国内最大級の賃貸型全館冷凍冷蔵物流施設です。

こちらの施設には、1階および3階にアクセス可能なランプウェイ（傾斜路）があり、

トラックが直接上階に乗り上げるため、荷降ろし作業をより効率的に行うことができます。（※貨物を一旦トラックからカゴ車等に下ろし、それをエレベーターやリフトなどを使って上げる物流施設や倉庫が多い中、トラックで上げて接車できるのは魅力的ですね）

エントランスは木目調で、館内はほっと落ち着く色合いに揃えられています。

従業員の方々の身体的な負荷を考慮した「採暖室」（身体を温めるための部屋）の設置や、ナチュラルなカラーを基調とし、ゆったりとリフレッシュできる「カフェテリア」や、清潔感のある「トイレ」など、施設で働く皆様がより快適で過ごしやすいように配慮されています。

日本GLPの帖佐義之社長と、こちらの施設に入居されている水間急配の横田洋一社長の記者会見の他、冷凍冷蔵物流施設における歴史の歩みとマーケットについて、大変貴重なお話をお聞かせ頂きました。その中で特に印象的だったのが、ライフスタイルの変化によって、冷凍食品やECでの食品取扱い量は増加し、それによって食の流通や加工、柔軟な対応が求められる一方で、冷凍冷蔵倉庫の設備管理や扱いはドライ倉庫よりも難しく、庫腹（こふく・倉庫で荷物を保管できるスペース、所管容積のこと）は全国的にもひっ迫しており、加えて倉庫の老朽化と建替えの問題が障壁になっているという現状です。
日本GLPが開発する全館冷凍冷蔵マルチテナント型物流施設では、①柔軟性（契約期間を常温の物流施設と同等、小規模区画、可変温度帯、2層使い、高いトラックバース比率）、②環境配慮・省エネ（自然冷媒〈ノンフロン〉、太陽光発電の設置、全館 LED 等）、③入居企業による投資低減（冷凍冷蔵設備に関わる初期投資、原状回復工事費、設備管理費について入居企業の投資負担ゼロ）と、かなり思い切ったコンセプトを掲げられており、設備投資のコストを抑えつつ、企業様も新たな一歩を踏み出すきっかけになるなと感じました。（水間急配様はこれらを活用されて、今回新たに「保管業務」をスタートされるそうです）本日はお時間を頂きましてありがとうございました。

「GLP 神戸住吉浜」の館内を実際に見学させて頂きました

記者会見終了後、実際に「GLP 神戸住吉浜」の館内を見学させて頂きました。

まずこちらの低温室（5℃）では、貨物を倉庫に入れる前の作業スペースにも使われます。

こちらにトラックを接車し、

ガラガラっとシャッターを開いて貨物の荷降ろしが行われます。こちらの扉には館内の冷気を逃がさない＆結露が付きにくい仕組みとなっており、裏側はバース（荷降ろしをするためにトラックを停車させておく場所）になっています。

今回の内覧会では、特別に－25℃の世界を体験させて頂きました。この扉はフォークリフトが開閉しやすいように、黄色い紐を引っ張ると全開するようになっています。扉の隣のボタンで開閉すると、人が通り抜け出来る幅だけが開くようになっており、ここにも冷気を逃がさない工夫が施されています。

冷凍冷蔵の温度帯切り替えが可能な全館可変温度帯（－25℃～10℃）が特徴で、

天井と柱の上部には、高断熱な防熱機能もバッチリ備えられています。

「GLP 神戸住吉浜」を今後のモデルケースとして、冷凍冷蔵マルチテナント型物流施設の標準化と賃貸型冷凍冷蔵物流マーケットの拡大を目指されるということで、このたびはご案内をありがとうございました。神戸に新たな冷凍冷蔵マルチテナント型物流施設の誕生ということで、今後の展開を楽しみにしております。

情報の引用参照：日本GLP株式会社 WEBサイト「兵庫県神戸市で「GLP 神戸住吉浜」を満床竣工」