神戸・灘区にある「兵庫県立神戸高等学校」は「ロンドン塔」がある歴史的な校舎で有名だよ【灘区特集】 #近代建築 #灘区

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区外スポット

古城を思わせるロマネスク調建築で有名な神戸高校の校舎

神戸市灘区にある「兵庫県立神戸高等学校」は県内でも有数の進学校ですが、近代建築の名残を残した校舎も有名であり、その様子を写真にてご紹介させていただきます。

「兵庫県立神戸高等学校」とは

兵庫県立第一神戸中学校(神戸一中)時代から、神戸の中でも古い歴史を誇る名門校であり、「質素剛健」「自重自治」を四綱領としています。自由と規律を機軸とする英国流のパブリック・スクール教育を理想とし、伝統を重んじる校風は今も受け継がれています。作家の村上春樹さんや小松左京さん、白洲次郎さんやソニーの創業者である井深大さんなど、著名な卒業生が多方面で活躍しています。

なお兵庫高校(神戸二中)とは交流が深く、毎年春・秋に武道・球技の、夏には水泳の定期戦が行われ、全校生徒が応援にかけつける一大行事となっています。

神戸高校の校舎について

神戸高校の校舎は戦前から残る数少ない学校建築として、少年H火垂るの墓のドラマロケ地として使用されています。老朽化した校舎の修復工事や改築を行っていますが、ロンドン塔観音開きの窓三連アーチのファサードなど象徴的なモチーフを含む正面玄関は、今もこのように現存されています。(昭和13年築(平成13年改築) 設計:兵庫県営繕課)

こちらが「おおとり門」です。この門は100年ほど前に建設された門で、生田川時代の正門を移転したものです。移築や復元を繰り返していましたが、創立110周年事業で復元されました。門柱は保管していた当時の石を利用、門扉のてっぺんには鵬(おおとり)をイメージした装飾があり、こちらも見事に再現されています。

校舎のサイド側から見た様子がこちら。まるでお城のようですね。
神戸を代表する坂の上の高校「兵庫県立神戸高等学校」。近代建築がお好きな方は、ぜひご覧あれ。

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※東灘ジャーナルでは、みなさまからの情報提供をお待ちしています。
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【名称】
兵庫県立神戸高等学校
【営業日・営業時間】
※平日は授業をされています
【連絡先】
078-861-0434 (平日 8:10~16:40)
【Webサイト】

兵庫県立神戸高等学校

【場所】

住所:神戸市灘区城の下通1丁目5番1号

三宮または阪急六甲から市バス2系統に乗車、「神戸高校前」下車すぐ

[map height="400px" zoom="18"]神戸市灘区城の下通1丁目5番1号[/map]

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