「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」で「風の教会」を見学してきた! #六甲ミーツ・アート芸術散歩2018 #六甲山 #風の教会 #安藤忠雄 #教会三部作 #六甲オリエンタルホテル
【目次】
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」で「風の教会」を見てきた!
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」が9月8日(土)~11月25日(日)まで、六甲ガーデンテラスなど11ヶ所で開催中です。今年は、安藤忠雄氏設計の「風の教会(六甲の教会)」を新会場に加え、映像作家として国内外で活躍するさわひらき氏の作品を展示されており、その様子を写真でご紹介します。
安藤忠雄氏設計「風の教会(六甲の教会)」とは
「風の教会(六甲の教会)」は、1986年に竣工し、大阪府の「光の教会」、北海道の「水の教会」と合わせて、安藤忠雄氏の「教会三部作」のひとつに数えられています。建物は礼拝堂と鐘楼があり、それに続くコロネード(列柱廊)、周辺の自然を区切り自立する壁で構成されています。「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2015」では会場の一つとして公開され多くの鑑賞者が訪れました。(※文章は、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」WEBサイトより引用しています)
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「風の教会(六甲の教会)」場所はこちら
阪急六甲駅から「六甲ケーブル下」駅まで神戸市バスで向かいます。大きな三角屋根がトレードマークの、レトロな山小屋風デザインの駅舎です。
六甲ケーブル往復と六甲山上バスのフリーチケットがついた「表六甲周遊乗車券(大人:1350円)」を購入、山頂をまわるのにおすすめです。
六甲ケーブル山上駅前から出ている六甲山上バスに乗って、「風の教会」へ。
こちらは宗教施設ではなく、旧六甲オリエンタルホテルの付属施設として建設された結婚式場です。2007年のホテル閉鎖後は通常閉館しており、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩」や「六甲山名建築探訪ツアー」などで限定公開されています。
「風の教会(六甲の教会)」外観と内部の様子
さわひらき氏は、「領域」への関心をテーマに映像作品などを手がける美術家です。「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」期間中は、500円で見学できます。
アプローチとなるすりガラスのコロネードがこちら。
安藤氏の建築の代名詞ともいえる「コンクリート打ち放し」で、奥の礼拝堂につながっています。
コロネードを通り抜け、鉄の扉の向こうには、わずかな光しか届かない教会堂のエントランスがあります。
「風の教会」礼拝堂の様子こちら。コンクリートに囲まれた内部には、正面に鉄製の十字架が掲げられ、南側は大きな窓が広がっています。差し込む光で、寂しくも美しい世界がそこにあります。
この十字架はRCフレームが用いられています。シンプルなデザインですね。
礼拝堂に並ぶ鉄フレームの長椅子は、さわひらき氏の作品に使われていました。
礼拝堂内の一番後ろには、小さなオルガンがありました。
コンクリート打ちっぱなしの礼拝堂内で奏でると、かつては響くような音に包まれたのかもしれません。
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」の作品紹介と「六甲オリエンタルホテル」について
「風の教会」の傍には、阪神電鉄系で1934年創業の「六甲オリエンタルホテル」がありました。広い中庭と神戸の夜景が一望できることで人気でしたが、2007年6月15日で営業終了。阪神大震災以降の観光客減少に加え、施設の老朽化もあり、閉鎖の後に建物は解体されました。(現在はこのような状態になっています。)
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」の期間中は、いくつかの作品が展示されています。
パワーショベルをダイナミックに用いた作品や、
軍手が並んでいたり、
土管の世界を堪能することができます。「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」は、9月8日(土)~11月25日(日) まで。新鋭アートとともに、ぜひ「風の教会」を見学してみてね。
【※ご参考】「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」
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- 【名称】
- 「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」と「風の教会」見学
- 【営業日・営業時間】
- 2018年9月8日(土)~11月25日(日) 【「風の教会」見学時間】10:00~16:50(受付終了16:30)
- 【連絡先】
- 【Webサイト】
- 【場所】
住所:神戸市灘区六甲山町西谷山
風の教会
六甲ケーブル六甲山上駅から徒歩約15分