舞子公園にあるコロニアル様式の西洋館「旧武藤山治邸」を見学してきた! #近代建築 #旧鐘紡舞子倶楽部 #武藤山治 #舞子公園
「旧武藤山治邸」から明石海峡大橋を眺めてみた!
舞子公園にあるコロニアル様式の西洋館「旧武藤山治邸」を見学してきました。その様子を写真でご紹介します。
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「旧武藤山治邸」とは
「旧武藤山治邸(旧鐘紡舞子倶楽部) 」は、鐘紡の中興の祖と言われ、衆議院議員として活躍した武藤山治(1867年―1934年)が、明治40年に舞子海岸に建てた住宅です。武藤山治が亡くなった後は、鐘淵紡績㈱により「鐘紡舞子倶楽部」として従業員の厚生施設に利用されていましたが、明石海峡大橋建設に伴う国道二号の拡張工事のため、平成7年に和館は取り壊され、洋館のみが垂水区狩口台に移築されました。平成19年に兵庫県は、建物と共に家具・絵画および蔵書等調度品についてカネボウ㈱より寄贈を受け、同年より建物の縁の地である県立舞子公園への移築・修復工事を行なってきました。この移築・修復工事の竣工により、舞子浜を代表する昔日をしのぶ松林と調和した海峡風景を楽しみ、明治期の往年の別荘文化、西洋館の生活様式をありのままに知ることができる舞子公園の新たな名所が誕生しました。こちらの建物は、平成23年7月に登録有形文化財に登録されています。(※文章は、兵庫県立舞子公園WEBサイトより引用しています)
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JR神戸線「舞子駅」から南に徒歩5分、舞子公園内にあります。
「夢レンズ」(彫刻家 牛尾 啓三)は、半世紀の技術の結晶として完成した明石海峡大橋の生みの親である原口忠次郎博士(第12代神戸市長)の偉業を称え、明石海峡大橋架橋5周年にあたり、記念の碑が建立されました。三種の異なった岩肌によるメビウスの輪は人、自然、科学を、そして明石海峡大橋が結んだ本州を淡路、四国を表しています。
そこからさらに東へ進んでいくと、洋館が見えてきました。木造二階建の円形バルコニー・スレート葺の屋根・下見板張りの外壁が特徴の洋館で、大熊喜邦氏による設計です。コロニアル様式を基礎にデザインされた、海側に広く張り出す円形ベランダが特徴です。
入館料は大人100円、高校生・中学生以下は無料となっています。では早速館内へ入ってみましょう。
「旧武藤山治邸」館内の様子
建造材の大部分や外装材の一部は新材で再現されているものの、建具や内装の仕上げ材は当初のものが使われています。
保存状態が良く、大変美しい館内です。
小窓から覗く明石海峡大橋。こういう眺めも情緒がありますね。
2階へ続く階段の傍にあるステンドグラス。
階段を上がってみましょう。
窓からは、明石海峡大橋や淡路島の美しい景色が楽しめます。
家具や調度品とともに、明治期の住宅形式や生活様式を知ることが出来る「旧武藤山治邸」。舞子浜を散策の際は、ぜひ立ち寄ってみてね。
- 【名称】
- 旧武藤山治邸(旧鐘紡舞子倶楽部)
- 【営業日・営業時間】
- 午前10時~午後5時 休館日:月曜日 ※但し、祝日の場合は開館し、翌日が休館日となります。
- 【連絡先】
- 078-785-8610
- 【Webサイト】
- 【場所】
住所:神戸市垂水区東舞子町2051
JR「舞子」駅下車 徒歩5分