神戸・東遊園地にシアトル市から贈呈された「ストーリーポール」が設置されていました #神戸 #街散策 #ストーリーポール #トーテムポール
「ストーリーポール」が設置されました
神戸・東遊園地に、シアトル市から贈呈された「ストーリーポール」が設置されていました。
「ストーリーポール」の設置場所がこちら
東遊園地にある花時計の周囲には、
いろいろなモニュメントが設置されています。
南側に設置された「ストーリーポール」がこちら。2024年4月22日から公開がはじまったようです。
今回設置された2代目「ストーリーポール」の作品名は「絆を讃えて」。
作者:クワルシゥス(ショーン・ピーターソン)。先住民族であるコースト・セイリッシュのピュアラップ・トライブ出身。クワルシゥスは先住民族コースト・セイリッシュとしての名前。
トーテムポールとは、アラスカからカナダ、アメリカにかけた太平洋沿岸部に暮らす先住民族が制作する、高さ数メートルの木製の彫刻柱のことです。このうち、コースト・セイリッシュ民族のものは、本来「ストーリーポール」と言われます。しかしながら、初代の木製彫像は、神戸で慣例的にトーテムポールと呼ばれていたため、引き続き「トーテムポール」の呼称を使っています。
今回ショーン・ピーターソン氏が2代目として制作したものについては「ストーリーポール」と呼んでいます。
作品が象徴するのは、つながりです。姉妹都市であるシアトルと神戸、コースト・セイリッシュをはじめとする北西海岸地域と日本の先住民、そして日本の人々、さらには私たち人類すべて、そういったあらゆるつながりを表しています。
【作者のメッセージ ―日本とコースト・セイリッシュの人々をつなぐ―】
「シアトルの記念碑的作品を制作し、神戸の人々と分かち合えることを大変光栄に思います。本作には、30年にわたる私の文化的探求の道のりや、自分の民族コースト・セイリッシュの芸術、偉大な先達から受けた影響が反映されています。
作品は、女性と鷲の2部分からなります。毛織物のブランケットを羽織る女性は、大地とのつながり、そして大地からもたらされるものを体現しています。コースト・セイリッシュにおいて、ブランケットは豊かさの象徴です。これは、お祝いの席で贈られる、日本の着物に通じる感覚ではないでしょうか。鷲は、我々の間で『何世代にもわたる歴史』を、太平洋に面する北西海岸地域の文化で『名誉』を表すと同時に、米国自体のシンボルでもあります。
私が、つかのま神戸に滞在できたときの、心に残るおもてなしの記憶も、本作には込められています。芸術家であり、文化の担い手でもある私自身にとっても、そしてシアトルと神戸の絆が続いていくうえでも、この作品が長く歴史の一部になれば幸いです。」
東遊園地に来られた際は、ぜひ皆様も間近でご覧頂けたらと思います。
- 【名称】
- ストーリーポール
- 【営業日・営業時間】
- 【連絡先】
- 【Webサイト】
- 【場所】
設置場所:東遊園地・花時計の南側