神戸開港150年プレイベント「松方コレクション―松方幸次郎 夢の軌跡―」展が神戸市立博物館で開催中!【※写真付きレポ必見※】#近代化産業遺産 #近代建築

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2018年5月3日イベント

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神戸開港150年プレイベント「松方コレクション―松方幸次郎 夢の軌跡―」展11月27日(日)まで神戸市立博物館で開催中です。本物を見たいあなたに、感動をお届けします。

松方コレクションとは

松方コレクションは、川崎造船所(現・川崎重工業)の初代社長・松方幸次郎が第一次世界大戦中の1916(大正5)年ごろから、1927(昭和2)年までの約10年間に収集した美術作品のことです。西洋の絵画、彫刻など約2000点のほか、日本から流出していた浮世絵を一括して購入した8200枚を加えると、その数およそ1万点に及ぶと考えられています。

松方幸次郎とは

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866(慶応元)年、松方正義の3男として鹿児島で誕生。
大学予備門(旧制一高の前身)から米国のラトガーズ大学、エール大学に留学、
エール大学で法学博士号を取得して卒業。
1896(明治29)年、川崎造船所(現・川崎重工業)初代社長に就任。

その後、神戸新聞、九州電気軌道(現・西日本鉄道)、
神戸瓦斯(現・大阪ガスの前身)など数々の会社の社長に就任。

1908(明治41)年に神戸商業会議所(現・商工会議所)会頭に就任するなど、
神戸の財界を代表する実業家でした。
1912(大正元)年には衆議院議員に当選しました。

しかし1927(昭和2)年におきた金融恐慌で、
川崎造船所は深刻な経営危機に陥ります。
責任をとって1928(昭和3)年に、社長を辞任します。

(文章と画像は公式サイト:松方コレクション展より引用しています)

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神戸市立博物館までの道順

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各線三宮から徒歩約5分、センター街を通り抜けて旧居留地街へ南下します。

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バーニーズ・ニューヨーク神戸と神戸オリエンタルホテルの建物の南隣に、神戸市立博物館があります。

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博物館の建物は、桜井小太郎の設計、1935(昭和10)年竣工の、旧横浜正金銀行(現 三菱東京UFJ銀行)神戸支店ビルを転用しています。正面にドリス様式の円柱が建ち並ぶ新古典様式の建物で、昭和初期の名建築と言われています。1998年には登録有形文化財に指定されました。

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館蔵品は、国宝・桜ヶ丘銅鐸(どうたく)・銅戈(どうか)をはじめとする考古・歴史資料、池長孟氏が収集した南蛮紅毛美術および神戸に関連する美術資料、南波松太郎氏・秋岡武次郎氏が収集したコレクションを主体とする古地図資料の3分野から構成され、神戸の歴史と文化交流の有様を示す資料の収集・保存に努めています。(※文章は、神戸市立博物館WEBサイトより引用しています)

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外観は、特別展の紹介がされていましたよ。

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では早速館内へ入りましょう。

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広い吹き抜けのエントランスホールが素敵ですね。

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正面の大階段で3階へ。館内は残念ながら撮影禁止のため、いったんカメラを止めます。

松方コレクション展 主な作品の特徴

見どころ1:フランス・オルセー美術館から代表作が来日

戦後の返還でフランスに留め置かれ、現在オルセー美術館所蔵である松方コレクションの内、ロートレックの名品《庭に座る女》の出展が実現、ほかにパリ国立近代美術館・ポンピドゥーセンター所蔵ピカソの《読書する婦人》、ルーヴル美術館所蔵セザンヌ、モローの水彩を含め5点の松方コレクションが来日中です。

見どころ2:コレクション形成時代の人気画家の作品を厳選

フランス側監修者として元オルセー美術館主任学芸員カロリーヌ・マチュー氏を招き、収集の助言者のひとりであったレオンス・ベネディットと松方との交流などをフランス側の新たな資料で考察、さらに、コローを筆頭にコレクション形成時代の画壇の人気画家たちに焦点を当て、松方コレクション以外の名品18点 をフランス各館から選りすぐって展示されています。

松方コレクション展 選りすぐりの作品をご紹介

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トゥールーズ=ロートレック 《庭に座る女》
1891年 オルセー美術館蔵 © RMN-Grand Palais (musee d‘Orsay) / Herve Lewandowski / distributed by AMF

アンリ=マリー=レーモン・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901年)は、ポスターの分野で活躍するいっぽう、多くの油絵も制作しました。
この《庭に座る女》は、背景に描かれた植物の緑色と、椅子に座る女性のスカーフの赤色が印象的な作品です。都会のダンスホールや酒場をテーマに描いてきたロートレックが、モンマルトルで自然を描いた珍しい作品と言えます。

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ポール・ゴーギャン 《水飼い場》
1891年 オルセー美術館蔵
© RMN-Grand Palais (musee d‘Orsay) / Herve Lewandowski / distributed by AMF

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フランク・ブラングィン 《松方幸次郎肖像》
松方家蔵 © David Brangwyn

(文章と画像は神戸市立博物館WEBサイトよりお借りしています)

芸術の秋にぴったりな、貴重な作品を鑑賞することができました。平日でしたが、お客さんが多く詰めかけ、夢中で鑑賞されていたのが印象的でした。

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番外編:館外の登録文化財のご紹介

博物館の外、すぐ近くにも登録文化財が多数あります。

番外編その1:TOOTH TOOTH maison 15th(レストラン)

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国の重要文化財に指定さてれいる、神戸で最も旧い異人館「旧居留地十五番館」。コロニアル様式の洋館には、趣の異なるお部屋が1階・2階で楽しめるのが特徴です。ランチコースもティーセットも充実していますよ。

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松方コレクション展とタイアップしたランチコースもお楽しみいただけます。

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松方コレクション展限定 牛ほほのカツレツランチ ¥2,600(税別)
※ランチタイム限定

サーモンとじゃがいものスープ、牛ほほ肉のカツレツ、自家製バターブレッド、りんごのパイのデザート、カフェが付いた、展覧会限定のランチセットです。TOOTH TOOTH が提案する神戸キュイジーヌをお楽しみください。(写真と文章はTOOTH TOOTH maison15thWEBサイトよりお借りしています)

番外編その2:「旧神戸居留地煉瓦造下水道」の遺構

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神戸市立博物館の西側の洋館の東玄関脇の歩道に、日本最古の近代下水道「旧神戸居留地煉瓦造下水道」(工事期間1868年 – 1872年)の遺構があります。

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神戸旧外国人居留地の浪速町筋と明石町筋に残る下水施設です。口径約90cm円形管90mと、口径60×46cm卵形管1.5mからなり、いずれも煉瓦半枚厚です。我国最初期の近代下水施設であるとともに、最初期の貴重な煉瓦造構造物のひとつです。

秋晴れの中、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。展示会は11月27日(日)まで、この秋イチオシのおすすめのスポットです。

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※東灘ジャーナルでは、みなさまからの情報提供をお待ちしています。
新規オープン・閉店情報、イベントや街で気になること、記者発表や内覧会などございましたら、情報提供はこちらよりお知らせ下さい(※掲載無料)

【日時】
2016年9月17日(土)~11月27日(日)

【有料無料の区分】
有料

【金額】
一般 1500円 大学・高校生 1100円 中学・小学生 600円

【※注意事項】
※公共交通機関でお越し下さい

(文章と画像の一部を神戸市立博物館WEBサイトよりお借りしています)

【場所】

住所:神戸市中央区京町24

神戸市立博物館


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